TM NETWORKは、小室哲哉(キーボード・シンセサイザー)、宇都宮隆(ボーカル)、木根尚登(ギター・キーボード)の3人によって結成された日本の伝説的な音楽ユニットです。1984年4月にシングル「金曜日のライオン」とアルバム『RAINBOW RAINBOW』でメジャーデビューを果たしました。
「TM」という名前は公式には「Time Machine」の略とされていますが、結成当時メンバーが育った東京都の「多摩地域」に由来するという背景もあり、グループの独自なアイデンティティとなっています。
彼らの最大の功績は、当時最先端だったシンセサイザーやコンピューターをポップスに大胆に導入し、日本の音楽シーンに「シンセポップ」や「デジタルロック」のスタイルを定着させたことです。1987年にリリースしたシングル「Get Wild」がアニメ『シティハンター』のエンディングテーマとして爆発的な大ヒットを記録し、彼らの存在は全国区のものとなりました。宇宙やSF、未来的な世界観を内包した楽曲の数々は、従来の歌謡曲やロックとは一線を画すものでした。
1990年には「TMN」へとリニューアル(改名)を行い、よりロックサウンドを強調した活動を展開しましたが、1994年に東京ドームでのライブをもって「終了」を宣言し、一時活動を休止しました。その後は数年おきの「再起動」を経て、メンバーそれぞれがソロ活動を続けながらも、TM NETWORKとしての結びつきを保ち続けています。
時代の最先端を走り続けるサウンドメイクと、宇都宮隆の卓越したボーカル、小室哲哉の革新的なソングライティング、そして木根尚登の確かなメロディセンスが融合した彼らの音楽は、今なお多くの後進アーティストやファンの心を魅了し続けています。