BOØWYは、氷室京介の圧倒的な歌唱力、布袋寅泰の革新的なギターワーク、松井恒松のタイトなベース、高橋まことの力強いドラムスという、日本のロック史に名を刻む最強の4人によって1981年に結成された伝説のロックバンドです。「日本のロックの常識を塗り替える」という気概に満ちた彼らは、当時のライブハウスシーンから頭角を現しました。
結成初期の「NO.NEW YORK」などに代表されるパンクやニューウェイブの影響色濃いアプローチから徐々に進化を遂げ、タイトで洗練された「ビートロック」という独自のスタイルを確立しました。黒を基調としたシャープなビジュアルと、キャッチーでありながら尖った楽曲の数々は、これまでの日本のロックにはなかった都会的な洗練さと不良のクールさを同居させていました。
1986年のアルバム『BEAT EMOTION』に収録された「B・BLUE」や、翌年の「MARIONETTE」が爆発的な大ヒットを記録し、日本の音楽シーンの頂点に立ちました。従来の歌謡曲的な体制とは一線を画し、自分たちの美学とスピード感を貫いたスタイルは、当時の若者たちの心を猛烈に捉え、その後のバンドブームの礎となりました。
しかし、バンドが絶頂期を迎えた1987年12月24日、渋谷公会堂でのライブ中に突如として解散を宣言。1988年4月4日の東京ドーム公演『LAST GIGS』を最後に、わずか数年の活動期間で電撃的にその歴史に幕を下ろしました。その美しすぎる引き際も含めて、彼らは「日本のロックの神話」として現在も語り継がれています。